クーピーペンシル

カテゴリ
文房具
発売年
1973年
メーカー
サクラクレパス

どんな商品?

サクラクレパスが1973年に発売した色鉛筆です。全体が芯でできており、クレヨンのような発色と色鉛筆の描きやすさを両立した製品です。

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「消しゴムで消えない」「すぐ折れる」という声から

サクラクレパスには、それまでの色鉛筆について「消しゴムで消えない」「芯がすぐに折れる」「広い面が塗りにくい」という声が寄せられていたといいます。クレヨンの美しい発色と色鉛筆の描きやすさを両立させながら、これらの弱点をまとめて解消する―そんな欲張りな狙いから生まれたのが、1973年発売の「クーピーペンシル」でした。

「一撃」を意味するフランス語から生まれた名前

商品名の由来も、この商品にかける意気込みを表したものでした。「この商品で色鉛筆市場に一撃を加えるぞ」という思いから、「一撃」を意味するフランス語「COUP(クー)」に「Y」を付けた造語として「COUPY(クーピー)」と名付けられたといいます。全体が芯でできているため折れにくく、クレヨンのような発色と色鉛筆の描きやすさを両立し、消しゴムでも消せる―当初は12色セットと18色セットの2種類で展開されました。

「クーピーを1つ分けてください」という発売直後の騒動

発売後の売れ行きは想定以上で、すぐに品薄状態になったといいます。サクラクレパスには「クーピーを1つ分けてください」と、小学生やその保護者が直接会社を訪れることもあったそうです。1本の色鉛筆をめぐって、子どもと大人が一緒に会社まで足を運ぶ―当時の教室でどれほど品薄が話題になっていたかがうかがえるエピソードです。

色数を増やしながら、教室の定番へ

クーピーペンシルはその後も色数を増やしながら展開されました。1974年に30色セット、1977年に60色セットが発売され、1979年にはソフトケースも登場しています。折れにくく消しゴムで消せるという特性は、小学校の理科や社会科など、授業のノート作りにも広く採用される理由になったといいます。

2〜3歳から大人まで―広がり続けるラインアップ

誕生から半世紀を経た現在、クーピーペンシルは対象年齢に合わせたバリエーションを広げています。サクラクレパス公式によれば、2〜3歳の小さな手でも持ちやすいよう三角軸を採用した「さんかくクーピーペンシル」や、4〜5歳向けに軸の長さを通常の約6割に短くした「手がよごれないクーピーペンシル」などが用意されているといいます。あわせて、大人の塗り絵向けに特別な配色を揃えた展開もあり、「幅広い層の方々にもお使いいただける商品展開」として位置づけられています。

折れにくく消しゴムで消せるという1973年当時からの発明が土台にあるからこそ、対象年齢を子どもから大人まで広げても違和感のない商品として続けてこられた、ともいえそうです。

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出典

本文は公開情報をもとに独自にまとめています。