ルービックキューブの歴史|1980年、日本で巻き起こった熱狂
公開日:2026年8月30日

※AIによるイメージ画像です
6面の色をそろえるまで、何度もひねり続けた立方体のパズル。1980年の日本で、多くの人が夢中になった記憶があるのではないでしょうか。
このページでは、1974年のハンガリーでの考案から、1980年の日本発売でどれほどの熱狂を巻き起こしたのか、そしてその後どう展開が広がっていったのかを、メガハウス公式資料をもとにたどります。
1974年、ハンガリーで生まれたパズル
ルービックキューブは、メガハウス公式によれば、1974年にハンガリーの建築学教授エルノー・ルービック氏が、3次元幾何学を教える教材として考案したパズルです。当初は1977年に「マジックキューブ」という名称で発売され、1980年に世界展開を行うにあたり、名称が「ルービックキューブ」に改められました。
1980年、日本で巻き起こった熱狂
Wikipediaの解説によれば、日本での火付け役になったのは、発売に先立つ1980年6月1日の朝日新聞日曜版に載った紹介記事だったといいます。「究極の立体パズル」として取り上げられ、数学の群論とも関連が深いパズルであるという知的なイメージが広まったことで、子どもだけでなく大人の関心も集めたと考えられています。
メガハウス公式によれば、日本では1980年7月25日にツクダオリジナル(現・メガハウス)からルービックキューブが発売されました。初年度だけで400万個を売り上げ、1982年までの2年間の累計では1億個以上という売上を記録したといいます。
出典:メガハウス公式「ルービックキューブについて」/メガハウス公式「ルービックキューブの歴史」/Wikipedia「ルービックキューブ」
攻略本と大会が生まれるほどのブーム
メガハウス公式によれば、1981年には攻略本が30万部発行され(当時の価格380円)、同年1月31日には東京・帝国ホテルで「全日本キュービスト大会」が開催されました。優勝者のベストタイムは46秒だったと記録されています。攻略本の発行部数や専門の大会が開かれたことからも、当時の関心の高さがうかがえます。
ガンプラの登場と、ブームの終わり
Wikipediaの解説やRe:minderの記事によれば、ツクダオリジナルは1981年のゴールデンウィーク商戦に向けて30万個を追加発注していましたが、同じ時期にアニメ「機動戦士ガンダム」のプラモデル(ガンプラ)が大ブームとなり、子どもたちの関心の中心が移っていきました。この競合によってルービックキューブの売れ行きは急激に落ち込み、追加発注した在庫の処理には約10年を要したと伝えられています。
6面をそろえるという単純な目標に多くの人が熱中した熱狂は、こうして別のブームに取って代わられる形で幕を閉じました。ブームの終わり方まで含めて振り返ると、単に「大ヒットした」だけでは説明できない、当時の玩具市場の移り変わりの速さが見えてきます。
4×4×4、5×5×5への展開と、今につながるスピードキューブ文化
メガハウス公式によれば、1982年には上位版となる4×4×4のキューブが登場し、1991年にはさらに難易度の高い5×5×5のキューブも発売されました。単純な色合わせパズルにとどまらず、難易度の異なるバリエーションが加わったことで、遊び方の幅も広がっていきました。
日経ビジネスの記事によれば、2005年には「日本ルービックキューブ協会」(現・一般社団法人スピードキュービングジャパン)が発足し、その後も2007年・2020年とそれぞれ異なるきっかけでブームが再燃してきたといいます。1980年当時に熱中した「色合わせのパズル」は、いかに速く解くかを競う「スピードキュービング」という競技文化へと形を変えながら、今も受け継がれています。
出典:メガハウス公式「ルービックキューブの歴史」/日経ビジネス電子版「40年目にも大ブーム到来 ルービックキューブに学ぶ3世代攻略法」
発売年からもっと見る
ルービックキューブと同じ1980年代に発売された他の商品は、発売年順にまとめた年表ページや、1980年代のページでもあわせて確認できます。
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出典・注意事項
本ページは、メガハウス公式サイトの資料に加え、Wikipedia・日経ビジネスの記事もあわせて参照して構成しています。個別の情報については、各見出しに出典を明記しています。
ページ内のイメージ画像はAIによるものであり、特定の人物・場所・年代を再現した実際の写真ではありません。