テレビデオとは?テレビと録画機が一体になった懐かしい家電

公開日:2026年9月5日

子供部屋に置かれたブラウン管一体型のテレビデオのイメージ

※AIによるイメージ画像です

テレビの下にビデオデッキがそのまま組み込まれていて、配線をつながなくても、見るのも録るのも一台でできる——そんな「テレビデオ」を使っていた記憶はありませんか。

子供部屋や一人暮らしの部屋によく置かれていたこの家電が、いつごろ登場し、なぜ姿を消していったのかを、資料をもとにたどります。

テレビとビデオ、二つの機械が一つになった家電

テレビデオは、「テレビ」と「ビデオ(ビデオテープレコーダ)」を組み合わせた呼び名で、ブラウン管テレビの本体にビデオデッキがそのまま内蔵された家電です。テレビとビデオデッキを別々に買って配線でつなぐ必要がなく、電源を入れればすぐに見るのも録るのもできる手軽さが特徴でした。

1990年前後、価格低下とレンタルビデオの普及で広まる

テレビとビデオを組み合わせた製品自体は1970年代後半から各社が発売しており、1990年前後には価格の低下や、一家に複数台のテレビ・ビデオを持つ時代の到来、配線が不要という実質的なメリット、レンタルビデオの普及が重なり、広く普及していったといわれています。子ども部屋や自室にテレビデオを置いて、レンタルビデオを借りて楽しんだという人も多かったのではないでしょうか。

子供部屋に置かれたテレビデオでビデオを見る子どものイメージ
※当時の雰囲気をもとにAIで作成したイメージ画像です

2005年になっても、新製品が発売されていた

Impress「AV Watch」の記事によれば、松下電器(現・パナソニック)は2005年1月20日、21型のブラウン管テレビにVHSビデオを内蔵した新製品「2SHOT T(タウ)」を2機種発売しました。2000年代半ばになっても、テレビデオは家電メーカーの現役の商品カテゴリーとして新製品が投入され続けていたことがわかります。地上デジタル放送への移行が本格化する少し前まで、テレビデオという製品ジャンルそのものは根強く残っていたといえます。

出典:Impress「AV Watch」松下、21型テレビデオ「2SHOT T(タウ)」

地上デジタル化とともに、生産が終了していった

地上デジタル放送への移行に伴い、各社はアナログテレビ向けのテレビデオの生産を順次終了していったといわれています。現在では、テレビデオという呼び名の製品は姿を消しましたが、HDDやDVD、ブルーレイディスクを内蔵した「録画テレビ」「録再テレビ」として、一台で見るのも録るのもできるという発想そのものは受け継がれています。

レンタルビデオ店でビデオテープを選ぶ家族のイメージ
※当時の雰囲気をもとにAIで作成したイメージ画像です

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出典・注意事項

本ページは、Impress「AV Watch」の記事をもとに構成しています。個別の情報については、各見出しに出典を明記しています。テレビデオの誕生時期や普及の具体的な経緯については、業界メディアの一次情報で直接確認できなかったため、断定を避けた表現にとどめています。

ページ内のイメージ画像はAIによるものであり、特定の人物・場所・年代を再現した実際の写真ではありません。