パックマンはいつ登場した?1980年に発表された世界的ヒットゲーム
公開日:2026年9月7日

※AIによるイメージ画像です
口を開けたキャラクターが迷路の中のエサを食べ進み、追いかけてくるモンスターから逃げる。そんなシンプルなルールで世界中を熱狂させたのが「パックマン」です。
ゲームセンターの象徴とも言えるこのゲームが、いつ、どのように登場したのかをたどります。
パックマンとは?迷路とエサ食べのシンプルなルール
パックマンは、迷路の中に散らばったエサ(クッキー)を食べ進みながら、追いかけてくる4体のモンスターから逃げるというルールのアーケードゲームです。ナムコ(当時、現・バンダイナムコエンターテインメント)が開発・発売しました。
シューティングゲーム全盛の中で生まれた、「食べる」という発想
パックマンが企画された1970年代後半、ゲームセンターは『スペースインベーダー』の流れをくむ、宇宙人や敵を撃ち落とすシューティングゲームがほとんどを占めていました。
バンダイナムコの自社メディアに掲載された開発者インタビューによれば、岩谷徹氏は「敵をやっつける」内容のゲームばかりだったことに疑問を持ち、それとはまったく違うものに取り組みたいと考えていたとされています。
そこで着目したのが、当時ゲームセンターにあまり来店していなかった女性層でした。女性の関心は「食べる」ことにあるという発想から、迷路の中でエサを食べ進むというルールが生まれたと伝えられています。攻撃ではなく「食べる」ことを軸にしたゲームは、それまでのアーケードゲームとは一線を画す新しい切り口でした。
1980年に発表、世界的なヒットへ
バンダイナムコスタジオ公式サイトによれば、パックマンは1980年に発表されたビデオゲームです。
ゲームデザイナーは、後に『ドラゴンバスター』『源平討魔伝』など数々の名作を手がける岩谷徹(いわたに とおる)氏でした。
専門メディアの記事によると、1980年5月22日に東京・渋谷でパックマン初のロケーションテスト(実際の店舗で行う試験稼働)が行われ、国内での正式な発売は同年7月だったとされています。
パックマンは日本だけでなく世界中で大ヒットとなり、「もっとも成功した業務用ゲーム」としてギネス世界記録にも認定されています。
出典:バンダイナムコスタジオ公式サイト『PAC-MAN(パックマン)』シリーズ/ファミ通.com「『パックマン』が誕生した日。」/GAME Watch「“パックマンの生みの親”岩谷徹氏が『パックマン』開発当時を振り返る」
ゲームセンターに新しい客層を呼び込んだ
パックマンが登場した1980年前後は、ゲームセンターという場所自体が街に広がっていった時期でもありました。それまで男性中心だったゲームセンターに、女性やカップルなど、それまであまり縁のなかった客層が足を運ぶようになったのは、パックマンの分かりやすいルールと、敵を倒すのではなく「食べる」という親しみやすいコンセプトが大きかったと言われています。シューティングゲーム全盛の中に登場した異色作は、ゲームセンターという場所そのものの客層を広げる存在になりました。

今も続くキャラクターとして
パックマンは、それまでのゲームにはなかった仕組みも数多く生み出しました。エサとは別に置かれた大きなクッキーを食べると、逆にモンスターを一定時間だけ食べられるようになる「パワーアップ」の仕組みや、1つの面をクリアするたびに流れる短いアニメーション演出は、当時としては新しい趣向だったと評価されています。
海外メディアの報道によれば、1981年から1987年までの間に、世界で約30万台の筐体が販売されたとされ、2012年にはニューヨーク近代美術館(MoMA)が常設コレクションにパックマンを加えるなど、ゲームの枠を超えた文化的な評価も受けています。
登場から40年以上が経った現在も、パックマンは日本を代表するゲームキャラクターとして、家庭用ゲーム機やスマートフォン向けに新作が展開され続けています。ゲームセンターで多くの人がコインを握りしめて順番を待った時代を象徴する存在です。
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同じ時代のアーケードゲームの記憶はインベーダーブームの記憶、ゲームセンターという場所についてはゲームセンターの記憶でもたどれます。
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出典・注意事項
本ページは、バンダイナムコスタジオ公式サイト、バンダイナムコ公式メディア「ファンファーレ」、ファミ通.com、GAME Watch、CNN.co.jpの記事をもとに構成しています。個別の情報については、各見出しに出典を明記しています。
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