消えたお菓子7選|昭和・平成に親しまれた懐かしい終売お菓子

公開日:2026年8月30日 更新日:2026年9月12日

昭和から平成のお菓子売り場をイメージした情景。特定の商品・ブランド・キャラクターの再現ではありません。

※AIによるイメージ画像です

昔はスーパーやお菓子売り場で当たり前のように見かけたのに、気づいたら棚から姿を消していた——そんなお菓子はありませんか。

このページでは、昭和・平成にかけて親しまれながらも、現在は販売終了・製造終了してしまった懐かしいお菓子を7つ紹介します。発売時期やどんな商品だったか、当時の特徴とあわせて、確認できる範囲で販売終了の時期・背景も振り返ります。

ひとくちに「終売」といっても、メーカー担当者が理由を語っているもの、終了の事実は公式に確認できても理由までは分からないもの、終了の事実自体、報道でしか確認できないものと、公表のされ方は商品によって異なります。今回とりあげた7商品を並べて、その違いも見ていきます。

今回紹介する7商品

発売年と販売状況でひと目チェック

カルミン — 発売1921年/2015年3月終了(理由:取材にメーカーが回答)

森永チョコフレーク — 発売1967年/2019年終了(終了は公式確認、理由は報道のみ)

ピックアップ — 発売1970年/2017年8月終了(理由は確認できず)

ポポロン — 発売1976年/2015年2月終了(理由は確認できず)

キスミント — 発売1987年/2018年終了(理由:取材にメーカーが回答)

ぬ〜ぼ〜 — 発売1988年/現在は販売なし(終了時期・理由とも確認できず)

ポルテ — 発売1995年/2017年1月終了(理由:取材にメーカーが回答)

消えたお菓子7選

01|カルミン

明治/発売 1921年/終了 2015年3月

白く丸いミント味の錠菓

白く丸い小さな粒に、清涼感のあるミントの香り——カルミンは、明治が1921年(大正10年)に発売した錠菓です。1921年発売のため、昭和よりも前から親しまれてきた商品ですが、昭和・平成を通じて長く売り場に並び続けていました。

J-CASTニュースによれば、甘さの強いお菓子が多かった当時、ミントの爽快感が人気を集め、カルシウムを加えた「栄養菓子」としても親しまれていたといいます。味やパッケージはおよそ90年間大きく変わらず、世代を超えて食べ継がれてきました。

しかし2015年3月末、90年以上続いたロングセラーの歴史に幕を下ろします。同紙の取材に対し、明治の担当者は市場環境の変化を理由として挙げています。

自社サイトでの終了告知やニュースリリースではなく、報道機関の取材に対して担当者が理由を語る、という形で終売の背景が伝えられた例です。

出典:J-CASTニュース「さよなら、明治のお菓子『カルミン』」

02|森永チョコフレーク

森永製菓/発売 1967年/終了 2019年

コーンフレークをチョコレートでコーティング

コーンフレークをチョコレートでコーティングした森永チョコフレークは、森永製菓が1967年9月に発売したロングセラー菓子です。なお、他社から販売されている「チョコフレーク」とは別の商品で、ここで紹介しているのは森永製菓の「森永チョコフレーク」です。

森永製菓公式の120周年特設サイトでは、当時「ながら族」の新感覚スナックとして紹介されており、テレビを見ながらでも手軽につまめるお菓子として開発されたことがうかがえます。

日本経済新聞などの報道によれば、森永製菓は2018年9月に生産終了を発表し、生産拠点の再編にともなって店頭からも順次姿を消していきました。森永製菓公式のニュースリリースでも「2019年に販売終了となった『森永チョコフレーク』」と明記されており、この記事でも終了年は2019年としています。

カルミンとは逆に、こちらは「終了した」という事実そのものは森永製菓公式のニュースリリースで確認できます。ただし、そのニュースリリース自体は事実のみを伝えるもので、「生産拠点の再編」という理由の説明は、あくまで日本経済新聞の報道による背景説明です。

出典:森永製菓公式「森永製菓120周年特設サイト」/森永製菓公式ニュースリリース「チョコフレークの進化系商品について」/日本経済新聞「森永製菓、『チョコフレーク』の生産終了」

03|ピックアップ

明治/発売 1970年/終了 2017年8月

網目状でサクッと軽いスナック

網目状の軽いスナック、ピックアップは明治が1970年に発売した商品です。

ねとらぼの記事によれば、「サクッと軽い食感」と「とろけるような口どけ」が特徴で、チーズ味とコンソメ味の2種類が展開され、47年にわたって親しまれてきました。

2017年8月をもって生産を終了。同時期には同社のロングセラースナック「カール」の販売地域縮小も決まっており、話題になりました。

カルミンや森永チョコフレークとは異なり、こちらは終了の理由についてメーカー担当者のコメントや公式な説明が今回の調査では見当たりませんでした。終了した事実自体も、明治の公式発表ではなく報道によって伝えられています。

出典:ねとらぼ「明治『ピックアップ』も生産終了へ」

04|ポポロン

明治/発売 1976年/終了 2015年2月

小さなシューの中にチョコクリーム

一口サイズのシュー生地にチョコレートクリームを詰めたポポロンは、明治が1976年に発売したシュースナック菓子です。

ピックアップと同じく、こちらも終了の理由は公表されていない商品です。ただし、終了した事実そのものは、当時の明治公式Q&Aの回答という形で確認できます。

ロケットニュース24が引用した、当時の明治公式Q&Aの回答によれば、「ポポロンは、誠に勝手ながら、2015年2月をもちまして、製造を終了させていただきました。現在のところ、当商品に代わる商品や類似品の発売予定はございません」とされています。

具体的な終了理由は公表されておらず、今回の調査でも確認できませんでした。

出典:ロケットニュース24(当時の明治公式Q&Aを引用)「明治のお菓子『ポポロン』が2015年に販売終了」

05|キスミント

江崎グリコ/発売 1987年/終了 2018年

薄型ケースで親しまれたガム

薄型のパッケージに入った板ガムのキスミントは、江崎グリコ公式によれば1987年に発売を開始し、平成期にも広く親しまれたガムです。

日本経済新聞・ねとらぼなどの報道によれば、江崎グリコは2018年にキスミントの販売終了を発表しました。すでに生産は終了しており、店頭在庫がなくなり次第、順次販売終了となりました。

同社への取材によれば、ガム市場の縮小傾向を踏まえた事業選択の一環だったといいます。カルミンと同様、こちらもメーカーへの取材を通じて理由が語られたケースです。なお、虫歯対策ガム「ポスカ」など他のガム製品は、生産委託の形で販売が続けられています。

出典:江崎グリコ公式ニュースリリース「乾燥した季節に、のど飴の成分を配合したガム『ウォータリングキスミント』」/日本経済新聞「江崎グリコ『キスミント』販売終了へ」/ねとらぼ「江崎グリコ『キスミント』生産終了」

06|ぬ〜ぼ〜

森永製菓/発売 1988年/現在は販売なし

モナカで包んだ軽いエアインチョコ

森永ミュージアム公式によれば、ぬ〜ぼ〜は1988年(昭和63年)に森永製菓が発売した菓子です。チョコレートに多量の空気を含ませて口当たりを軽くする技術を応用し、その軽い食感のチョコを、パリッとしたもなかの皮で包んだスナック感覚の菓子として開発されました。黄色いキャラクター「ぬ〜ぼ〜」でも親しまれました。

森永製菓公式サイトのFAQによれば、「2025年7月時点、製造・販売はしておりません」と案内されています。

終了時期についての具体的な発表資料は今回確認できていませんが、現在は同社から製造・販売されていないことが公式に案内されています。ピックアップ・ポポロンと同じく、理由・終了時期のどちらも今回の調査では特定できなかった商品のひとつです。インターネット上には終売時期についてさまざまな情報が見られますが、公式資料で裏付けが取れなかったため、ここでは掲載していません。

出典:森永ミュージアム公式「ぬ〜ぼ〜<チョコレート>」/森永製菓公式FAQ「エアインチョコの『ぬ〜ぼ〜』は販売していますか?」

07|ポルテ

明治/発売 1995年10月/終了 2017年1月

ビスケット・ホイップ・チョコを重ねた冬季限定菓子

サクサクのビスケットにホイップクリームを重ね、チョコレートでコーティングしたポルテは、明治が1995年10月に発売した冬季限定のチョコ菓子です。1995年(平成7年)発売のため、昭和のお菓子というよりも、平成に発売されたお菓子のひとつです。

ねとらぼによれば「冬だけ会える商品」として親しまれた冬季限定のチョコ菓子でした。

2017年1月に製造を終了。明治広報部は「当社では現在、構造改革として菓子分野に限らず商品の『選択と集中』に力を入れており、その一環です」とコメントしています。

カルミン・キスミントと同じく、こちらも報道機関の取材を通じて広報部のコメントという形で理由が語られた例です。ただし「選択と集中」という表現は、ポルテという1商品に限らない、菓子事業全体の方針として語られている点が特徴です。

出典:ねとらぼ「明治の冬チョコ菓子『ポルテ』、1月に製造終了していた」

終売理由は、どこまで確認できるのか

7商品をあらためて並べてみると、「終売した」という結果は同じでも、その公表のされ方には違いがあることが見えてきます。

カルミン・キスミント・ポルテの3商品は、報道機関の取材に対してメーカー担当者・広報部が理由を語った例です。「市場環境の変化」(カルミン)、「ガム市場の縮小傾向」(キスミント)、「選択と集中」(ポルテ)と、それぞれ言葉は異なりますが、いずれも自社サイトでの正式な発表文書ではなく、新聞・ニュースサイトの取材に応じる形で背景が伝えられています。

森永チョコフレークは、これらとは少し性質が異なります。「終了した」という事実そのものは森永製菓公式のニュースリリースで確認できる一方、「生産拠点の再編」という理由の部分は、日本経済新聞の報道による説明にとどまり、森永製菓自身が理由を明言した資料は今回確認できませんでした。

ピックアップ・ポポロン・ぬ〜ぼ〜の3商品は、理由の説明そのものが見当たらない商品です。ポポロンは終了の事実こそ当時の明治公式Q&Aで確認できますが、理由は語られていません。ピックアップとぬ〜ぼ〜にいたっては、終了時期の特定も報道や現状案内に頼らざるを得ませんでした。

同じ「懐かしいのに、もう買えないお菓子」でも、なぜ・いつ終わったのかがどこまで説明されているかは、商品によってこれだけ違います。今回の7商品を見る限り、という限定つきではありますが、「終売の理由が必ず公表されるわけではない」ということ自体が、ひとつの発見だったといえます。

なお、2026年9月12日時点で確認したメーカー公式資料・報道の範囲では、今回とりあげた7商品について復刻・再販売の発表は見当たりませんでした。過去の資料をすべて網羅できているとは限らず、今後発表される可能性も残ります。次の項目で紹介するカール・チェルシーのように地域限定・ブランド継承という形で残っている例もありますが、それはこの7商品とは別の話です。

「消えた」と思ったら今も続いているお菓子も

終売の公表のされ方が商品によって違うように、「終売」という言葉の意味そのものも一様ではありません。今回紹介した7商品とは別に、一度は販売終了しながらも、形を変えて今も出会えるお菓子があります。

明治のロングセラースナック「カール」は、2017年に東日本での販売を終了しましたが、明治公式サイトによれば「カールうすあじ」「カールチーズあじ」は西日本限定商品として現在も販売が続いています。

明治のキャンデー「チェルシー」は、2024年3月に一般販売を終了しましたが、明治グループの道南食品(北海道函館市)から「北海道 生食感チェルシー」として、北海道限定のやわらかい食感の商品に生まれ変わって販売されています。

こうした商品は完全に姿を消したわけではないため、今回の「消えたお菓子7選」からは対象外としています。

この商品の詳細ページを見る →

出典:日本経済新聞「明治『カール』、東日本での販売終了へ」/明治公式「カール うすあじ」商品ページ/明治公式「カール チーズあじ」商品ページ/日本経済新聞「『チェルシー』が生食感で復活 明治、北海道限定品に」/道南食品公式「北海道 生食感チェルシー」

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出典・注意事項

本ページは、各メーカー公式サイト・信頼できる報道機関の記事をもとに構成しています。個別の情報については、各見出しに出典を明記しています。販売終了の理由が公式に明らかにされていないものについては、断定的な説明を避けています。

ページ内のイメージ画像はAIによるものであり、特定の人物・場所・年代を再現した実際の写真ではありません。