ビックリマンの歴史|1977年の誕生から「悪魔VS天使」シールブームまで

公開日:2026年8月28日

1980年代後半の日本の子ども部屋で、子どもが一般的な収集シールをアルバムに並べたり、友達同士で見せ合ったりしているイメージ画像(特定の商品・キャラクターの再現ではありません)

※AIによるイメージ画像です

封を開けるまで、どのシールが入っているかわからない——。友達とシールを見せ合ったり、交換したりした記憶がある人もいるのではないでしょうか。

ビックリマンチョコそのものの発売年や商品概要は、既存の商品ページでまとめています。このページでは、1977年の初代発売から8年後に登場した「悪魔VS天使」シリーズが、なぜシール収集ブーム・社会現象と呼ばれるほどの人気になったのかを、時系列でたどります。

ビックリマンチョコは1977年に誕生

ビックリマンチョコは、ロッテが1977年に発売したチョコレート菓子です。発売当初は「どっきりシール」と呼ばれる実写風のいたずらシールが特徴でした。初代の詳しい特徴は、商品ページでまとめています。このページでは、初代発売から8年後に登場する「悪魔VS天使」シリーズ以降の展開を中心にたどります。

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出典:ロッテ公式サイト(ビックリマン伝説 沿革)

1985年「悪魔VS天使」シリーズの登場

ロッテ公式によれば、1985年(昭和60年)に「悪魔VS天使シリーズ」が発売されました。それまでの実写風シールから一転し、「天使」「悪魔」「お守り」という3つの勢力が三すくみの関係で描かれる、オリジナルのキャラクターイラストが採用されました。中でもホログラム調の「キラシール」に描かれた「スーパーゼウス」などのキャラクターが話題になったといいます。

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出典:ロッテ公式サイト(ビックリマン伝説 沿革)

なぜシール収集が人気になったのか

シールは封を開けるまでどの絵柄が入っているかわからず、レアなキラシールが当たると一目でわかる高揚感がありました。日経クロストレンドの記事によれば、子どもたちの間ではシールの収集だけでなく友達同士での交換も盛んに行われ、NTT東日本の記事では「ヘッドのシール持ってる?天使2枚と交換しよう」といったやり取りが日常的に交わされていたと紹介されています。

手持ちのシールを見せ合い、交換相手を探す——という遊びそのものが、子どもたちの間に広がる大きな要素になっていたことがうかがえます。

出典:日経クロストレンド(ビックリマンチョコ大ブームの分析記事)/NTT東日本ビズドライブ(ビックリマンチョコ大ヒットの仕掛け)

1980年代後半の日本の子どもたちが、一般的な収集シールをアルバムに並べたり見せ合ったりしているイメージ画像。特定の商品・キャラクターの再現ではありません。
※当時の雰囲気をもとにAIで作成したイメージ画像です

ビックリマンシールが社会現象へ

NTT東日本の記事によれば、ビックリマンチョコは最盛期に年間4億個も販売されたといいます。人気が過熱するあまり、シールだけを抜き取ってチョコレートを捨ててしまうことや、一度に大量のチョコを買う「大人買い」が社会問題として取り上げられるほどになりました。

日経クロストレンドの記事によれば、多くの小売店では「1人3つまで」などの購入制限が設けられ、これがシールの希少性をさらに高める結果にもなったといいます。

出典:NTT東日本ビズドライブ(ビックリマンチョコ大ヒットの仕掛け)/日経クロストレンド(ビックリマンチョコ大ブームの分析記事)

景品表示法をめぐる問題

日経クロストレンドの記事によれば、1988年には公正取引委員会からロッテに対して指導が入り、「是正がない場合には排除措置も辞さない」とされるほどの状況になったといいます。レアなシールと通常のシールとの間に生まれていた価値の差が、景品類の提供に関するルールの観点から問題視されたとみられます。

ただし、この指導がブームの収束にどこまで直接影響したのかについて、公的機関が発表した一次資料を確認することはできませんでした。指導の時期とブームが落ち着いていった時期が近かったことは事実ですが、それだけを理由に「規制でブームが終わった」と単純に結びつけることは避け、このページでは公正取引委員会からの指導があったという事実の記録にとどめます。

出典:日経クロストレンド(ビックリマンチョコ大ブームの分析記事)

ブーム後も続いたビックリマン

「悪魔VS天使」シリーズ以降も、ビックリマンは形を変えながら展開が続いています。ロッテ公式によれば、2012年には発売35周年を記念して、悪魔VS天使シリーズの原点回帰をコンセプトにした「ビックリマン伝説」が発売されました。

さらにロッテの公式発表によれば、2025年に「悪魔VS天使シリーズ」発売から40周年を迎え、1980年代後半のデザインを復刻したシールを含む記念商品が発売されています。発売から半世紀近くを経た今も、当時のファンに向けた商品展開が続いています。

出典:ロッテ公式サイト(ビックリマン伝説 沿革)/ロッテ公式プレスリリース(悪魔VS天使 40周年記念商品)

昭和のお菓子の中で見るビックリマン

ビックリマンチョコが発売された1977年は、昭和のお菓子の歴史でとりあげた6商品のうちの1つが誕生した年でもあります。同じ時期に生まれた他のお菓子との違いは、あわせてそちらのページでも確認できます。

発売年からもっと見る

ビックリマンチョコと同じ1970年代に発売された他の商品は、発売年順にまとめた年表ページや、1970年代のページ、1980年代のページでもあわせて確認できます。

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  • 友達とシールを交換したことはありますか?
  • 「キラシール」が当たったときのことを覚えていますか?

出典・注意事項

本ページは、ロッテ公式サイト・信頼できる報道機関の記事をもとに構成しています。個別の情報については、各見出しに出典を明記しています。公正取引委員会の指導に関する記述は報道をもとにしたものであり、公的機関が発表した一次資料は確認できていません。より詳しい商品情報は商品ページをご覧ください。

ページ内のイメージ画像はAIによるものであり、特定の人物・場所・年代を再現した実際の写真ではありません。