MD(ミニディスク)はいつから?1992年登場、録音と編集が身近になった音楽メディア
公開日:2026年9月1日

※AIによるイメージ画像です
カセットテープのように録音でき、CDのように曲を選んで頭出しできる——MD(ミニディスク)は、そんな両方のいいところを併せ持った音楽メディアでした。手のひらに収まる小さなディスクに、自分だけの選曲を録音した経験がある人もいるのではないでしょうか。
このページでは、MDが1992年にどう登場し、それまでのカセットテープと何が違ったのか、そしてどのように普及し、2025年のソニーによる録音用メディア生産終了に至ったのかを、信頼できる専門メディアの資料をもとにたどります。
MDは1992年に登場
MD(ミニディスク)は、ソニーが1992年に発売した録音・再生用の音楽メディアです。FM STATION onlineの記事によれば、初代のポータブルプレーヤーは「MZ-1」という機種で、価格は79,800円でした。
同記事によれば、ディスクのサイズは直径64mm、プラスチックのカートリッジに収められた状態で縦68mm×横72mm、厚さ5mmというコンパクトさで、持ち運びやすさを備えたメディアとして登場しました。
出典:FM STATION online「90年代の音楽ライフに革命をもたらした『MD(ミニディスク)』をあなたは覚えているだろうか」
カセットテープと何が違ったのか
MDが登場する前、自分の好きな曲を集めて録音する手段としてはカセットテープが主流でした。しかしカセットテープは、聴きたい曲を頭出しするために早送り・巻き戻しを繰り返す必要があり、曲順を入れ替えることもできませんでした。
FM STATION onlineの記事によれば、MDは「ボタン操作ひとつで曲の頭出しが簡単にできた」ほか、曲名を入力したり、録音した曲の並び替え編集ができたりする点が特徴でした。さらに、重ね撮りをしても音質が劣化しにくいという利点もあったといいます。ディスクという記録方式が、カセットテープにはなかった編集の自由度をもたらしたことになります。
出典:FM STATION online「90年代の音楽ライフに革命をもたらした『MD(ミニディスク)』をあなたは覚えているだろうか」
持ち歩く音楽メディアとしての広がり
MDは、据え置き型のレコーダーだけでなく、外に持ち歩けるポータブルプレーヤー(いわゆるMDウォークマン)としても展開されました。録音した曲を持ち歩いて聴けるという点は、それ以前のウォークマン・ラジカセによるカセットテープの携帯性を、ディスクという新しい形で引き継ぐものでもありました。
FM STATION onlineの記事によれば、録音できる時間も発売後に拡大していきました。発売当初はステレオで60分でしたが、1993年には74分、1999年には80分収録できるタイプが登場しています。録音時間が延びるにつれて、より長い曲やアルバム単位での録音がしやすくなっていったことがうかがえます。
出典:FM STATION online「90年代の音楽ライフに革命をもたらした『MD(ミニディスク)』をあなたは覚えているだろうか」

普及の広がりから生産終了まで
1990年代から2000年代にかけて音楽メディアとして広く使われたMDでしたが、その後は携帯音楽プレーヤーやスマートフォンで音楽を持ち歩く時代へと移り変わっていきました。
AV Watchの記事によれば、ソニーは2025年1月23日、録音用MD(ブランクディスク)やMDデータなどの生産を2025年2月をもって終了すると発表しました。同記事によれば、これに代わる後継製品は用意されていないといいます。これはソニーによる録音用メディアとしてのMDの供給が終わったことを意味しており、1992年の登場から30年余りを経て迎えた一つの区切りといえます。
発売年からもっと見る
MDが登場した1990年代の音楽の楽しみ方はウォークマンやラジカセの時代でもあわせて確認できるほか、同じ1990年代に発売された他の商品は、発売年順にまとめた年表ページや1990年代のページでも確認できます。
あなたが子どもの頃のMDは?
生まれ年を選ぶと、あなたが子どもだった頃の年代・年齢帯にまつわるページへのリンクを表示します。
これ覚えてる?
学校・地域・年代によって内容は異なります。あなたの記憶と重なるものはありますか?
- MDに好きな曲を録音したことはありますか?
- MDウォークマンを持ち歩いていましたか?
- 曲の並び替えや曲名入力をした記憶はありますか?
出典・注意事項
本ページは、信頼できる専門メディアの記事をもとに構成しています。個別の情報については、各見出しに出典を明記しています。
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