黒電話の歴史|ダイヤルを回して電話をかけていたころ
公開日:2026年9月3日

※AIによるイメージ画像です
指を穴に入れてダイヤルを回し、戻ってくるのを待ってから次の数字へ——そんな動作で電話をかけていた時代がありました。
「黒電話」という呼び名で親しまれたダイヤル式電話機は、電電公社(現NTT)の時代に家庭に広まり、多くの家に一台だけ置かれた通信手段でした。このページでは、黒電話がどう生まれ、どのように姿を変えていったのかを、NTTグループ公式の資料をもとにたどります。
電電公社時代に広まった自動式電話機
NTTグループ公式の沿革によれば、東京の一部局では1926年に自動式の電話機が登場していましたが、まだ伝送特性や部品に課題を抱えていました。その後1953年には送話器や回路が大きく改良された電話機が生まれ、電電公社時代を通じて家庭用電話機の性能は少しずつ向上していきました。
1962年、“完成された電話機”600形が登場
NTTグループ公式の沿革では、1962年に登場した600形電話機について「通話性能と経済性の両面で“完成された電話機”」と紹介されており、この600形電話機こそが、多くの人が「黒電話」として思い浮かべる姿だとされています。
NTT技術史料館(NTT公式の史料館)でも、ダイヤルを回す体験ができる「4号電話機」が黒電話として展示されており、当時の電話機に実際に触れられる場になっています。
ダイヤルが戻るのを、じっと待った感覚
黒電話の記憶として多くの人に残っているのは、ダイヤルを回してから戻るのを待つ、あの独特の感覚ではないでしょうか。1つの数字を回すごとに「ジー」と音を立てながら文字盤が戻り、次の数字へ進む——今のようにボタンを連続して押すことはできませんでした。
多くの家庭では電話は居間や玄関に置かれた家族共有のもので、誰かにかかってきた電話を家族が取り次ぐことも、当たり前の光景でした。

プッシュホンの登場と、姿を消していった黒電話
その後、家庭の電話機は押しボタン式の「プッシュホン」へと少しずつ置き換わっていきました。ボタンを押すだけで発信できるプッシュホンは、ダイヤルが戻るのを待つ必要がなく、より手早く電話をかけられる仕組みでした。
1970年代後半から1980年代にかけて、家庭の電話機は少しずつ姿を変えていき、黒いダイヤル式の電話機を見かける機会は徐々に少なくなっていきました。
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- 家族の誰かが電話を取り次いでくれた記憶はありますか?
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出典・注意事項
本ページは、NTTグループ公式サイトの資料をもとに構成しています。個別の情報については、各見出しに出典を明記しています。Wikipediaは出典として使用していません。
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