ポケベルの歴史|1968年のサービス開始から携帯電話の普及で姿を消すまで

公開日:2026年8月30日

1990年代前半の日本の街中で、若者が小型のポケベル端末を確認している情景のイメージ画像(特定のメーカー・機種の再現ではありません)

※AIによるイメージ画像です

数字だけの表示画面に、語呂合わせで意味を込めたメッセージを送り合う——携帯電話が普及する前、そんな独特の通信文化を支えていたのがポケベルでした。

このページでは、1968年のサービス開始から、数字によるメッセージ文化、1990年代のブーム、そして携帯電話・PHSの普及とともにどう姿を消していったのかを、公的資料・公式資料をもとにたどります。

ポケベルは1968年に誕生

ポケベルは、日本電信電話公社(電電公社、現NTT)が1968年(昭和43年)7月に開始した無線呼び出しサービスです。総務省の解説によれば、サービス開始当初は呼び出し信号のみを送る仕組みで、営業職などビジネス目的での利用が中心でした。

出典:総務省「暮らしを支えるインターネット:ポケットベルって知ってる?」/NTTドコモ公式「会社の沿革」

数字だけのメッセージから、文字表示へ

総務省の解説によれば、1987年に端末へ数字表示機能が追加されると、ポケベルは一般ユーザーにも急速に普及していきました。数字だけを送れる仕組みだったため、「49(至急)」「4649(よろしく)」のように、数字を語呂合わせで読み解くメッセージ文化が広まったといいます。

NTTドコモ公式の会社沿革によれば、1996年3月には「ポケットベル・ネクストサービス」としてFLEX-TD方式が導入され、漢字表示にも対応しました。

出典:総務省「暮らしを支えるインターネット:ポケットベルって知ってる?」/NTTドコモ公式「会社の沿革」

1990年代、公衆電話に並んでまで送った理由

日本経済新聞の報道によれば、ポケベルの契約数は1996年に1,061万件のピークを迎えました。当時は公衆電話からポケベルへ数字を送るという使い方が広まっており、公衆電話・テレホンカードの普及とも深く結びついた文化でした。

出典:日本経済新聞「最後のポケベル 19年9月末終了 登場から50年」

1990年代の日本の公衆電話ボックスで、ポケベルへ数字を送っている人物のイメージ画像。特定のブランド・読み取れる番号の再現ではありません。
※当時の雰囲気をもとにAIで作成したイメージ画像です

携帯電話・PHSの普及とともに

総務省の解説によれば、1995年に登場したPHS、そして携帯電話がメッセージの送受信に対応し多機能化したことで、ポケベルは次第に利用者を減らしていきました。

日本経済新聞の報道によれば、NTTドコモは2007年3月末にポケベルサービスを終了しました。その後は東京テレメッセージが国内で唯一サービスを続けていました。

しかし契約者数の減少により2019年9月末にサービスを終了し、1968年の開始から半世紀余りを経て、ポケベルは国内から姿を消しました。

出典:日本経済新聞「最後のポケベル 19年9月末終了 登場から50年」

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出典・注意事項

本ページは、総務省・NTTドコモ公式サイトの資料、信頼できる報道機関の記事をもとに構成しています。個別の情報については、各見出しに出典を明記しています。Wikipediaは出典として使用していません。

ページ内のイメージ画像はAIによるものであり、特定の人物・場所・年代を再現した実際の写真ではありません。